【映画感想】『国宝』――圧倒的な映像美と魂を揺さぶる演技に魅了された一日

日々のこと

先日、ついに映画『国宝』を観てきました

みなさんがおっしゃる通り、予想以上でした
まず何より圧倒されたのが、映像美の凄まじさ

歌舞伎の舞台を映画という媒体でここまで美しく、そして迫力をもって描き出せるのか…と、ただただ驚きました

劇中では歌舞伎の演目が再現されていて、スクリーン越しに体感するその世界はまさに“芸術”
歌舞伎に、南座にまるで自分がいるかのような臨場感
普段なかなか舞台を観に行くことができない人にとっても、あの空気感をしっかり味わえる作りになっていたのが素晴らしかったです

そして何よりも印象に残ったのが、演者の完成度の高さ
この作品をつくるまでに、どれだけの稽古と準備を重ねたのか…と想像せずにはいられません

とくに万菊さんの演技は圧巻でした


視線のひとつ、声の抑揚、立ち姿すべてに魂が宿っていて、観ているこちらの心が震えるほど

上映時間は3時間と長めではありますが、物語と映像に引き込まれていたせいか、気づけばあっという間に終わってしまった感覚でした

エンドロールも音楽がよく、最後まで見入ってしまいました

原作を読んでいる人にとっては、キャラクターたちが生き生きと動き出す感動を味わえると思いますし、読んでいない方でも充分に楽しめる内容です
むしろ、この映画をきっかけに原作を読んでみたいと思う人も多いのではないでしょうか

総じて、映像作品としての完成度が非常に高く、心に残る一本でした
迷っている方がいたら、ぜひ劇場で観てほしいです

ちなみに、映画「国宝」には5.1chと 7.1chの2つのバージョンがあります。との情報を手に入れたので、7.1chサラウンドのスクリーンにて鑑賞しました

これのおかげもあってかさらなる臨場感を味わえたのかもしれません
お近くに7.1chのスクリーンにて上映がある際はそちらを利用されるとよいと思います

しかしながら、渡辺謙さんが女形というのは確かに違和感ありますよね笑

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